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関西テレビ「あるある」問題の根の深さ『その2』

  不安な社会の健康番組/自己責任強いる日常が背景
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神里 達博『社会技術研究開発センター研究総括補佐』(科学史・科学論)
『科学的になじまぬ単純さ』
 ともかく、フード・ファディズムを防ぎたいのならば、まずは「科学との付き合い
方」を見つめ直すことが大切だろう。
今回のケースも含め、一見科学的な装いを持っ
た番組が、実は非科学的な内容を含む、ということはまれではない。サンプル数が少
なすぎる、実験条件がまるで制御されていない、実験動物などのデータを直接人間に
当てはめる__。こういった態度は、白衣に身を包んだ科学者が画面に登場したとし
ても、番組全体としては限りなく「疑似科学」に近い。そもそも「○○を食べれば大
丈夫」というような単純なフレーズは、科学には本質的になじまないものだ。

 日本学術会議はこのほど、番組における「実験」も広義の科学の活動と捉え、科学
者の「行動規範」に則るべき、との会長談話を発表した。科学的厳密さをどこまでテ
レビに求めるべきかは、議論の分かれるところに違いない。が、少なくともこれを契
機に、番組への専門家の関与のあり方について、議論を開始することは望まれるだろ
う。

 では、社会全体の科学リテラシーが向上しさえすれば、問題は解決するのだろうか。
第2、第3の「あるある」的な番組は現れてこないのか。実はこの問題には、もう少
し根の深い社会の変容がかかわっているように思われるのだ。
               (2007.01.31 朝日夕刊/文化『その3に続く』)

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目指せ芸能通。 [続きを読む]

受信: 2007年3月 1日 (木) 06時35分

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