ビスタ試練の船出/新ウィンドウズ発売
ネット全盛、支配力低下/客は冷静「機能見定めて」
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米マイクロソフト(MS)は30日、パソコン用基本ソフト(OS)の「ウィンドウ
ズ・ビスタ」を全世界で発売した。「楽しさ」を強調して消費者に買い替えを促す考
えだ。しかし、利用者の関心はインターネットを通じたウェブ上の新サービスに移り、
テレビなどの高性能化もあって消費者の受け止めは冷静だ。OSの支配力が低下する
時代の静かな船出となった。
カウントダウンとともに発売が宣言されると、夕闇が迫るタイムズスクエアのビル
群に掲げられた広告用大画面に新CMが一斉に映し出された。
MSがニューヨーク市内で29日夕(日本時間30日未明)開いた記念イベント。ビル
・ゲイツ会長は「写真や動画、音楽など全コンテンツがデジタル化された時代のカギ
を握るOS」と強調。派手な演出で、社運をかけた商戦が始まった。
パソコンを家庭で使う家電・情報機器の中核に据え、低迷するパソコン市場の底上
げを狙う__MSが描くシナリオだ。安全対策や娯楽性を高め、他のデジタル機器と
の連携を強調。3D映像を駆使し、写真や動画などを保存・編集する機能やリモコン
操作の多用などにこだわった。
同時発売した業務ソフト「2007オティスシステム」と合わせ、07年度中に2億
本以上の出荷を目指す考えだ。
(2007.01.31 朝日朝刊/経済『その2に続く』)
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